笑顔慈治(えがおじじ)

春の野に なな草求めて さ迷って 　　ようやく見つけた おぼろなハコベ はこべ はこべら 植物学ではコハコベ 珍しく「繁縷」は俳句ではあまり使われない

パソコンガラ携持たぬと言ったあの爺さまが あれまー夫婦でスマホしてる

ラビアンローズ 薔薇色の 老人ホーム　　 流れるシャンソン 歌の名は「枯葉」

 古典和歌  ひさかたの 光のどけき 春の日に 　　しづ心なく 花の散るらむ （紀友則 きのとものり／ 百人一首） 現代短歌  やっと春 密かな想いを告白したら 　 花ひらひらと 恋は散りゆく 　（慈治）

菜の花は龍馬ゆかりの花なりと 　　誇らしそうに花は爛漫 『菜の花忌は司馬遼太郎のメモリアルディ』

桜咲く 信州青森 リンゴあり 　甲州紀州に 桃のある春 紀州路の 春はデリシャス 桜だ桃だ

湯島通れば 紅梅白梅 夫婦道

 桃のピンクはやや深い 誰に送ろうか 艶やかな梅 そうそう あのおネエさん  ほんのり桜 決まってるだろ秘密の人に