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新しい画像フォーマット webp を使う

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ツバキ サザンカ カメリア 花の名をめぐる人々の思惑

カメリアは世界的な園芸花となっている。バラをチャンピオンとする世界ランク上位の人気がある。 ところが日本では西洋趣味の人が愛好する「ツバキ」の仲間として認識される傾向があるように見える。意識が本家としての誇りを譲らないように思える。 では、このバラのような花は何だろう? おそらくツバキ科の東の横綱ツバキに対する西の横綱サザンカの園芸種なのだろう。 ツバキとサザンカもまた互いに譲らないライバルである。両者の原種つまり御先祖さまであり、代々交配が重ねられて、毎年のように新種が登場する。 日本の園芸の御三家はサザンカ本流、カンツバキ流、ハルサザンカ流であるらしい。ツバキの祖先にあたるヤブツバキ(薮椿)は地味な花で、華やかさはサザンカの系統からくると思われ、あえて言えば、日本の園芸種はサザンカだとなる。 とは言え、こんなのをサザンカと言うのは違和感がある。 そこで「カンツバキ」つまりサザンカの季節に咲くツバキとなる。 サザンカ本流には追い風が吹いている。道路や公園の植栽としての大きなマーケットが開けている。花の少ない冬に咲く希少さと、常緑の葉の密集が好まれている。そこで、花の開花期間を長くすることと、葉に強さと茂りをもたせることなどで、改良されたサザンカがたくさん出回っている。ツバキ系の原種も大きな力となっているに違いない。 一方で華麗な花はどうしてもひ弱で、お世話が必要になる。マニアックな園芸の世界とはそういうものであろう。カンツバキやハルサザンカの系統にある数多くの製作者に命名された花の世界がそこにある。 また、カメリアは和風に対する洋風として、オリンピックのように、世界で競う花としての位置を占めている。 花の名も人間の暮らしを支えていて、そこで生きる人々の思惑が反映される。もちろん学者や研究者のアカデミーもその一つであろう。長い歴史の中でそれらが交流しながら、移り変わるものでもあるのだろう。 (写真集) ツバキ サザンカ カメリア 仲間たち 尚、ナツツバキ(夏椿)というツバキ科ナツツバキ属の花があるが、これは上記の花々とは離れた位置にある。園芸の原種に使われている可能性はあるが定かではない。

人気者とレアモノ スイートピーとレンリソウ

日本の一般大衆が広く スイートピー を知るきっかけは松田聖子のヒット曲「赤いスイートピー」だったに違いない。 学名  Lathyrus という豆科の植物で甘い香りを放つ種の英名が  Sweet pea で、和名はジャコウエンドウ。ジャコウはハーブとなるジャコウソウと関連している。良い香りを放つエンドウ豆に似た植物ということになる。 スイートピーはレリンソウ属に属し ジャコウレンリソウ(麝香連理草)とも呼ばれる。 さて、 レリンソウ属には甘い香りを放たない種もあるが、香りのないものはスイートピーとは呼ばずレリンソウが使われる。スイートピーが大ブレークして知れ渡ったスターとなったのに対し、レリンソウはいわゆるレアモノとして、そういうものを愛好する玄人向けの花として位置取りをしているようだ。特にヒロハノレンリソウは人気があるようだ。 かつて日本中が人気者に群がった時代があって、今は多様な価値観や好みを持つ人々が棲み分ける時代へと移り変わってきている。売り物としての花も、ますます多種多様化しながら、サバイバルしていくことになる。