⚫『錦うつぎ名人技の競いかな』#作品note
『錦うつぎ名人技の競いかな』
#箱根空木の花 #錦うつぎ #季語
#作品noteURL https://smile-carry-osaka.blogspot.com/2025/07/goo-last-spart-5.html
#タニウツギ #谷空木 #園芸 #植栽
#作品note
作句にあたり、主に参照しているネットの『きごさい歳時記』には「谷空木」はなく、植物学的には、タニウツギの一種である「箱根空木」が記載されている。
江戸~東京において、箱根空木がスタンダードなのは、歴史的必然性があると理解はできる。しかし、江戸っ子はそれでよくても、上方、特に浪花の人間は、承服できない。何で箱根なんてローカルな名が標準なんだ。
じゃあ、ウツギでは、とはいかない。かの高名な「卯の花」こそが総本家空木である。ウツギはアジサイ科、こちらは堂々のタニウツギ科なるぞ。よって同居はできぬ。さりとて、価値ある名跡を奪い取るわけにもいかない。
なら、やはり、植物学の標準名タニウツギだよ。江戸派は辛抱しろ。となる。
で、争いが嫌いな吾輩は、已む無く、子季語にある『錦うつぎ』を主季語として使うことと致し候う。これなら、華やかな園芸ウツギをぴしゃりと表現でき申す所以に。
他の方々が、如何になさるか、興味深く眺めおり候う。
おしまい。
タニウツギ(谷空木)
箱根空木の花(はこねうつぎのはな)仲夏 ©️きごさい歳時記
【子季語】箱根卯の花、錦うつぎ
タニウツギ Weigela hortensis ©️みんなの趣味の園芸
和名:タニウツギ(谷空木)
科名:タニウツギ科
属名:タニウツギ属
タニウツギは本州の日本海側に分布し、和名の由来は谷などに多く自生していることによります。花は紅色から淡紅色で、花冠の先端ほど紅色が薄くなります。
本種を含めタニウツギ属には、世界(北アメリカ、中国、朝鮮半島、日本)で約12種が分布しています。そのうち日本にはオオベニウツギ、ハコネウツギなど約10種が自生しています。タニウツギの花が白色になった、シロバナタニウツギもあります。なお、本属の種には多くの地方名があります。
※科名:スイカズラ科で分類される場合もあります。
【笑顔慈治の補足】
タニウツギは、サクラやツツジとともに、樹木園芸の盛んなマニアックな植物であり、常に新たな種が追及され、世にもたらされる。それらは、個別に、粋な、洒落た、ネーミングがなされる。中でも、市場性のあるものは、やはり「⚫⚫ウツギ」として売り出される。特に、ハードな環境への耐性が強いものは、街路樹や、道路脇の緑化に重用されている。時折見かけるネームプレートには、流通名の⚫⚫ウツギが記載される。タニウツギが知られていないわけが、ここにある。
©️笑顔慈治 (山梔子)






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