2019年1月9日水曜日

侵入生物とされる植物を観賞する

侵入生物とは国立環境研究所のホームページに記載されている、外来の危険あるいは要注意な生物のことで、動物のほかに植物もある。これらの中には私たちの暮らしの中で親しまれているものもあり、ちょっと意外に思えることも多い。

たとえば コスモス が含まれていることに驚く。こんな皆に愛されている花がなぜ?
それはおそらく、管理せずに放置すると生え広がり農作物の生育阻害要因となる可能性があり、極端な場合は自然環境を損ないかねないので、法規制を伴わない軽度な注意報として記載している。そんな感じ。ほどほどに止め、調子に乗りすぎず、周囲の環境にも目を向けましょうということ。
なかでも有名なのが オオキンケイギク で、外来生物法で特定外来生物に指定され、抜き取りや刈り取りの駆除をするべきとされている。
近辺でも見かけることが多いが、毎年ほかの雑草と一緒に定期的に刈り取られている。野に咲く花が近年ますます少なくなるなか、たくましく美しく咲き続ける花は貴重な存在で、限られた場所で一定期間だけという条件で観賞することができる。
アヘンになるケシや大麻草などと違って、育てたからといってお縄になるものではなく、過剰な繁殖による害に注意して扱うことが求められているということ。


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