ゼラニウムは今の時代を代表する園芸の花で、一年の大半の期間で咲いてくれる得難い貴重な花。
両者に深いつながりがあるとは思いもよらない。
ともにフウロソウ科に属する。フウロソウはフウロソウ属で学名 Geranium をゲラニウムと読む。つまり、あえてゼラニウムと区別した読み方をする。
かつてゼラニウムはここに属していて、後に Pelargonium 和名テンジクアオイ属に移籍した。この属の花はペラルゴニウムと呼ばれ、今では和名もペラルゴニウム属へと移りつつある。
ゼラニウムと呼ばれる花の群れは、ペラルゴニウムの仲間となり、後に多彩となり、その強靭さが評価されて急速に普及した。今や実際はゼラニウムが広く知られ、ペラルゴニウムはその仲間として認識されている。
フウロソウも園芸で愛好され、ゲラニウムの名で流通する。日本にはゲンノショウコやハクサンフウロなどの野草がある。そこに園芸種ゲラニウムが野に逸出して、新たなフウロソウとして登場し始めている。
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